中小企業の中でも多数を占めるのは従業員20人未満の零細企業です。

この零細企業においても社長の高齢化が進み事業承継の問題にぶつかっています。

大きく分けて下記の3つが問題と思われます。


1.事業及び会社を清算したくても実質債務超過のためできない。

2.事業を承継する人材がいない。又は身内に承継してから運営がスムーズにいかない。

3.事業承継時の融資の連帯保証、株式譲渡等の税金に係る問題が解決しない。


これに対する解決策は以下のとおり。

1.今までの個人資産を投入して事業を精算するか破綻処理する。

2.事業を譲渡する。又は高度人材を採用してサポートさせる。

3.金融機関、コンサル、税理士等のチームで対応しグランドデザインを作成する。


特に1の事業の破綻処理に関しては痛みが発生します。しかし、内容が変わらない状態で事を先送りすると状況は一段と悪化します。最低限のセイフティーネットを準備しながら

実行に移すしかありません。

企業は生き物です。

企業診断(商品のライフサイクル・財務・人事及び組織等)を定期的に見直し、悪くなる前の予防及び対策が事業を継続するための条件となります。


今後は、中小企業であっても「時代の流れを見る目」「財務の知識」「長期的な人材育成・組織構築」が事業継続性の条件となります。

グローバル化する時代において「社長」に対するプレッシャーは益々強くなります。


周りの環境に振り回されることなく「たくましく」「優しく」「楽観的」に!

それでは・・・。